マギーがヘルを突破したよ！
相変わらず早い、でもまさかこんなにすごいとは思ってなかった

そしてついに、労働者もヘルを突破した！
あのヘルを突破するって言うのは、やっぱりすごい！
それしか言えない！

後は色々なやり方談義みたいなのがあった
有益だと思う
チャットが楽しくてレベルは上がらなかった
Ｌｖ154

人とは、人と人が寄りかかりあって人になり
人間とは、人と人とに間があるから人間となる

人と人との間は最低限でいいと思う
特に何人もの人が集まると、必ず個は弱くなる
集団になると必ず’手抜き’が発生する
学校の運動会の綱引きでも思い浮かべてみれば分かるだろう
無意識の間に多くの人間が’手抜き’をする
これが集団の現実

彼女は女として生まれながら、女が嫌いだった
特に彼女たちが’群れる’ことが我慢がならなかった
どうして、同調することだけに心血を注ぐのか
どうして、お互いに足をひっぱるのか
どうして、1人では何も動けず何も決めることができないんだろうか
どうして、彼女たちは頭を使わないのか

人と人との間は、生きていける最低限度で構わないと思った
もちろん、気持ちの面で相談する相手がいるのは必要だろうとは考える
しかし、いつもいつもべたべた気持ち悪くくっつきあっている必要は全くない
大変頭が悪いことに感じる

自分は自分のしたいことを自分の好きなときにする
グループの中に入ることは束縛でしかなかった
固まってるだけの彼女たちが嫌いだった
ただただ軽蔑していた

彼女がある日ラビリス使いとして蘇生した時
いつ、どのように死んだかと言う事はもう頭にはなかった
もともと生きていた世界に飽き飽きしていたのもある
だがそれ以上に、ラビリス使いとしての蘇生に奇跡を感じた
その感動に比べれば、つまらない自分の死因なんて小さいものだった

門を封じるための旅は、普通は5人で行われているらしい
でも5人で協調しながら旅をするなんて、そんなことできるわけがない
常日頃そう考えている自分がなぜ蘇生したか？
それは、自分という個がどれだけの力を出せるか、試されているのだ
つまらない仲間とつるんで生きている人間とも違う
つまらない昔の自分とも違う、輝ける自分を試されている

自分に与えられたクラスは「錬金術師」だった
どうもあまりパっとしないらしいが、即死は強いらしい
果たして、本当に1人で進むことができるのか、不安に感じた
しかし、さっきも言ったとおり、個が試されているんだ
とりあえず、どういう感じなのかも分からない
まずは入って考えようか

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